A さん(40 歳)は、不妊治療にて妊娠し、妊娠 10 週で流産した。
不妊専門相談センターの電話相談で「初めての妊娠で、楽しみにしていたのに。どうしたらよいか分かりません」と話した。
不妊専門相談センターの助産師が A さんに最初に話す内容で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
不妊治療で得た初めての妊娠が10週で流産となり、混乱している40歳女性からの電話相談です。
最初の対応では、喪失の悲嘆を受け止めることが優先されます。
【選択肢別解説】
1:× 里親制度の説明は、今後の家族形成の選択肢の一つです。
流産直後に最初に伝えると、次の妊娠をあきらめるよう促すように受け取られかねません。
2:× 家族の受け止めを確認することは支援に役立ちます。
しかし本人の気持ちを受け止める前に話題を家族に移すのは適切ではありません。
3:× 流産の原因検索は、気持ちが落ち着いてから医師と相談して検討する内容です。
混乱している最初の段階で検査を勧めるのは早すぎます。
4:○ 「気持ちが混乱しているのですね」と感情を言葉にして返すことで、本人は理解されたと感じられます。
悲嘆のプロセスを支える最初の一言として適切です。
5:× 習慣流産は流産を3回以上繰り返す場合を指し、初回の流産には当てはまりません。
病院の紹介は今の気持ちへの対応にもなっていません。
【ポイント】
周産期の喪失への支援は、傾聴と感情の受容から始めます。
情報提供は相手の受け入れ準備が整ってから行います。