A さん(35 歳、 1 回経産婦)は、妊娠 26 週 2 日。
75 gOGTT で、空腹時血糖 90 mg/dL、 1 時間値 190 mg/dL、 2 時間値 150 mg/dL であった。
A さんに、医師から妊娠糖尿病について説明された。
A さんへの指導で正しいのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
75gOGTTでは、空腹時92mg/dL以上、1時間値180mg/dL以上、2時間値153mg/dL以上のいずれか1つを満たすと妊娠糖尿病と診断します。
Aさんは1時間値が190mg/dLで基準を満たします。
【選択肢別解説】
1:× 運動を控える必要はありません。
産科的な問題がなければ、ウォーキングなどの適度な運動はインスリン抵抗性を改善し、血糖管理に役立ちます。
2:○ 食事内容を記録するのは正しい指導です。
妊娠糖尿病の治療の基本は食事療法で、食事内容と血糖値の関係を把握して改善につなげます。
3:× 経口糖尿病薬は内服しません。
食事療法で血糖が目標に達しない場合は、胎盤を通過しないインスリンを用います。
4:× 非妊時から50kcal/日増やすのは、妊娠初期の付加量です。
妊娠26週は妊娠中期にあたり、付加量は250kcal/日です。
【ポイント】
妊娠糖尿病では、食後の高血糖を防ぐため、1日の食事を4〜6回に分ける分割食が勧められます。
血糖自己測定を行い、空腹時と食後の血糖値を目標範囲に保ちます。