A 女子高校から助産師に 1 年生(15、16 歳)全員への健康教育と個別の健康相談の依頼があった。
健康教育の目的は「自分の身体を知ること」である。
A 女子高校の 1 年生の入学時の身体測定値は全国平均と同等であった。
今回の健康教育における対象者の身体的特徴として考えられるのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
15、16歳の女子高校生の身体的な特徴を問う問題です。
思春期は初経の発来後も性機能が成熟する途中の段階にあり、男子との発育時期の違いも押さえます。
【選択肢別解説】
1:× 女子の身長の発育速度は10〜12歳ころにピークを迎え、15、16歳ではほぼ停止に近づきます。
男子はピークが女子より2年ほど遅いため、この年齢では男子の発育速度が女子を上回っています。
2:× 卵胞刺激ホルモン(FSH)は思春期の初期に上昇します。
初経後は月経周期に伴って変動するようになり、上昇を続けるわけではありません。
3:○ 初経後しばらくは視床下部・下垂体・卵巣系の機能が未熟で、LHサージが十分に起こらないことがあります。
そのため無排卵性の月経周期の頻度が、性成熟期に比べて高くなります。
4:× 黄体形成ホルモン(LH)は、初経発来前より低値ではなく高値です。
思春期に入ると夜間を中心にLHの分泌が増え、それが卵巣の機能を高めて初経につながります。
【ポイント】
思春期の月経は無排卵性のことが多く、周期が不規則になりやすいのが特徴です。
周期が不規則でも心配しすぎる必要はないことを、健康教育で伝えます。