A さん(35 歳、経産婦、会社員)は 3,000 g の男児を正常分娩で出産した。
会社員の夫と B ちゃん( 2 歳 2 か月、長女)の 4 人暮らし。
助産師は保健センターから新生児訪問事業の委託を受けて、生後 21 日に訪問した。
A さんは 「夫の仕事が忙しくなって帰宅が遅く、予想より B の世話に手がかかります。夕方は赤ちゃんの世話と夕食の支度で精一杯です。どうしたらいいですか」 と尋ねた。
助産師の提案で適切なのはどれか。
子育て講演会への参加を勧める。 養育支援訪問事業の利用を勧める。 ファミリーサポートセンターの利用を勧める。 2 歳児を対象とした自治体の育児教室を紹介する。 夜間養護等事業〈トワイライトステイ事業〉の利用を勧める。 購入状況を確認しています… 正答 3
解説 正解は3です。
夫の帰宅が遅く、夕方に乳児の世話と2歳児の世話、夕食の支度が重なって手が回らないという具体的な困りごとです。
夕方の短時間に、育児を手伝ってくれる身近な支援が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 子育て講演会は育児の知識を得る機会にはなります。
しかし夕方に手が足りないという具体的な問題の解決にはつながりません。
2:× 養育支援訪問事業は、育児不安が強い家庭や虐待のリスクがある家庭など、養育支援が特に必要と判断された家庭が対象です。
本例は一時的な人手不足であり、まず利用を勧める事業ではありません。
3:○ ファミリーサポートセンターは、育児の援助を受けたい人と援助を行いたい人が会員となり、地域で助け合う事業です。
子どもの預かりや送迎などを比較的柔軟に依頼でき、夕方の一時的な手助けとして適しています。
4:× 2歳児を対象とした育児教室は、長女の発達や遊びの支援にはなります。
しかし夕方の家事と育児が重なる問題の解決には直接つながりません。
5:× トワイライトステイ事業は、保護者が仕事などで帰宅が恒常的に夜間になる場合に、子どもを児童養護施設などで預かる事業です。
母親が在宅している本例の困りごとには適していません。
【ポイント】
子育て支援の社会資源は「誰が対象か」「何を支援するか」で使い分けます。
ファミリーサポートセンターは地域の会員同士の相互援助で、日常的な短時間の手助けに向いています。