ホーム › 保健師国家試験 › 第112回 › 午後問62第112回 保健師国家試験 午後問62公衆衛生看護学一般2026年☆ ブックマークA さん(23 歳、男性、留学生)は 1 人で暮らしている。 奨学金の給付を受けており、他に収入はない。 来日後、咳が続くため日本語学校の先生に付き添われて医療機関を受診した。 診察の結果、感染性の肺結核と診断され、入院勧告が行われた。 A さんは「入院中の医療費は高いですか」と保健師に尋ねた。 A さんは国民健康保険に加入している。 保健師が A さんに説明する感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉に基づく公費負担制度の内容で正しいのはどれか。「入院医療費の自己負担はありません」「入院医療費総額の 5 %を A さんが負担します」「入院医療費総額の 10 % を A さんが負担します」「入院医療費総額の 30 % を A さんが負担します」解答・解説を見る正答1解説正解は1です。 Aさんは感染性の肺結核と診断され、入院勧告を受けました。 感染症法では、入院勧告に基づく結核患者の入院医療費について、医療保険を適用したうえで、残りの自己負担分を公費で負担します。 Aさんの収入は給付型の奨学金のみであり、所得に応じた費用負担も生じません。 【選択肢別解説】 1:○ 「入院医療費の自己負担はありません」が正しい説明です。 入院勧告による入院は、まん延を防ぐために行うものであり、患者の自己負担分は公費で負担されます。 本人や扶養義務者に一定以上の所得がある場合は月額の負担が生じることがありますが、Aさんはこれに当たりません。 2:× 入院医療費の5%を負担するという説明は誤りです。 5%の自己負担が生じるのは、入院ではなく通院による結核の医療です。 3:× 入院医療費の10%を負担するという説明は誤りです。 入院勧告による入院では、所得の少ないAさんに自己負担は生じません。 4:× 入院医療費の30%を負担するという説明は誤りです。 30%は国民健康保険で通常の医療を受けた場合の自己負担割合であり、結核の入院には公費負担が適用されます。 【ポイント】 結核の公費負担は、入院(入院勧告による)が原則として自己負担なし、通院が医療費の5%を自己負担と区別して覚えましょう。← 午後問61午後問63 →まとめて解く第112回を通しで解く(110問)→この回の他の問題第112回 保健師国家試験 の全110問を見る →