A さん(33 歳)は第1子を県外の実家で里帰り出産した。
A さんは、産後 30 日で自宅に戻り、翌週、地区担当保健師の家庭訪問を受けた。
訪問時に児の発育発達に問題はなかったが、その後、時々 A さんは地区担当保健師に電話をかけ、日々の育児で生じた悩みを保健師に話した。
A さんは「身近に育児について話し合える人がいればいいのに」と話した。
A さんに対する保健師の対応で最も適切なのはどれか。
週末を利用して実家に帰ることを勧める。 地区で行われている子育て教室への参加を促す。 出産した産婦人科医院で相談することを勧める。 母子保健推進員の訪問を依頼することを勧める。 購入状況を確認しています… 正答 2
解説 正解は2です。
Aさんは里帰り出産から戻ったばかりで、身近に育児の話をできる相手がいないことを訴えています。
児の発育発達には問題がないため、個別の専門的支援より、地域の仲間とつながる場を紹介することが求められています。
【選択肢別解説】
1:× 週末に実家へ帰ることは一時的な気分転換にはなりますが、自宅のある地域で話し合える人をつくることにはつながりません。
Aさんの課題は生活の場での仲間の不在です。
2:○ 地区の子育て教室では、同じ月齢の子をもつ親と出会い、育児の悩みを共有できます。
Aさんの「身近に話し合える人がいれば」という希望に直接応え、継続的な交流にもつながります。
3:× 出産した産婦人科医院は県外の実家近くにあり、日常的な相談先として利用しにくいです。
また医療的な問題はなく、医療機関での相談が必要な状況ではありません。
4:× 母子保健推進員の訪問は地域の見守りとして有用ですが、訪問を受ける一方向の関わりにとどまります。
同じ立場の親どうしで話し合える関係づくりには、教室への参加のほうが適しています。
【ポイント】
育児の孤立感を訴える母親には、仲間づくりの場(子育て教室、子育てサロンなど)につなぐことが基本です。
個別支援から集団支援、さらに自主グループへと支援を広げる視点が問われます。