建物の防水工法の種類に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
ア 防水工法の種類は用途に応じて様々であるが、大きくはメンブレン防水とシーリング防水とに区分できる。
イ メンブレン防水とは、屋根・屋上・バルコニー等に薄い皮膜を形成して防水する工法の総称である。
ウ シーリング防水とは、コンクリートの打ち継ぎ部・目地部・接合部等に専用材料を充填する防水工法の総称である。
エ アスファルト防水の工法には、アスファルトを加熱融解して下地に張り付け、3、4層の防水層を形成するものと、合成高分子系ルーフィングシートを用いて防水効果を高め、1、2層の防水層を形成するものがある。
正答4
解説
正解は4です。
この問題は、建物の防水工法の分類と特徴を問うています。
ア〜エのうち、記述として適切なものの数を数えます。
【記述別解説】
ア:○ 防水工法は、大きくメンブレン防水とシーリング防水に区分できます。
面全体を覆う防水と、すき間を埋める防水という区分です。
イ:○ メンブレン防水は、屋根・屋上・バルコニー等に薄い皮膜(メンブレン)を形成して防水する工法の総称です。
アスファルト防水、シート防水、塗膜防水などがこれに含まれます。
ウ:○ シーリング防水は、打ち継ぎ部・目地・接合部などに専用材料を充填する防水工法の総称です。
部材のすき間からの浸水を防ぐもので、シーリング材は紫外線などで劣化するため定期的な打ち替えが必要です。
エ:○ アスファルト防水には、層数の異なる2つの工法があります。
アスファルトを加熱して溶かし、ルーフィングを重ねて3〜4層の防水層をつくる工法があります。
もう一つは、シート状の防水材を用いて1〜2層で防水層をつくる工法です。
ア〜エの4つすべてが適切なので、正解は4です。
【ポイント】
メンブレン防水は「面」、シーリング防水は「線(目地)」の防水と整理しましょう。
屋上防水の劣化は雨漏りに直結するため、定期点検と計画的な更新が欠かせません。