次のa〜cの文は,公共測量において実施するトータルステーション(以下「TS」という。)を用いた基準点測量の精度管理について述べたものである。
ア〜エに入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。
次の中から選べ。
a.気象補正前の測定距離は,気温が上がった場合は[ア],気圧が下がった場合は[イ]など,気象条件の影響を受ける。
b.偏心点を設ける場合,偏心距離は[ウ]の6分の1以下でなければならない。
c.電子基準点や,電子基準点のみを既知点として設置された基準点を既知点とする4級基準点測量では,2級以上の性能を有するTSを使用する場合は,[エ]の条件が緩和される。
正答1
解説
正解は1です。
ア・イについて,光波測距では大気の屈折率が大きいほど光速が遅くなり測定距離は長く出ます。
気温が上がる場合も気圧が下がる場合も大気密度が下がって屈折率が小さくなるため,気象補正前の測定距離はいずれも「短くなり」「短くなる」となります。
ウについて,偏心点を設ける場合の偏心距離は「測点間距離」の6分の1以下とされています。
エについて,電子基準点又は電子基準点のみを既知点として設置された基準点を既知点とする4級基準点測量で2級以上の性能を有するTSを使用する場合は,「路線の辺数及び路線長」の条件が緩和されます。
したがってア=短くなり,イ=短くなる,ウ=測点間距離,エ=路線の辺数及び路線長の組合せが正しくなります。