正答1
解説
正解は1です。
頸椎症性神経根症が疑われる症例に用いる装具を問う問題です。
症例はC6神経根領域の痛みとしびれがあり、頸椎の神経根が刺激されている状態です。
【選択肢別解説】
1:○ 頸椎装具(頸椎カラー)は、頸部の動き、特に後屈を制限して神経根への刺激を減らします。
頸椎症性神経根症の保存療法として適切です。
2:× 肩関節外転装具は、腱板断裂の修復術後などに、肩を外転位で安静に保つための装具です。
本症例の原因は肩ではなく頸椎にあるため適切ではありません。
3:× テニス肘バンドは、前腕の伸筋群の付着部への負担を減らす装具です。
上腕骨外側上顆炎に用いるもので、頸椎の神経根症には効果がありません。
4:× 手関節背屈装具(コックアップスプリント)は、下垂手を起こす橈骨神経麻痺などに用いる装具です。
本症例には手の麻痺はなく、適切ではありません。
【ポイント】
装具は「障害部位を安静に保つ」ために使います。
症状の出ている場所ではなく、原因となっている部位(本症例では頸椎)を見極めることが大切です。