正答1
解説
正解は1です。
症例の症状から血液疾患を推定する問題です。
症例文の「倦怠感」「微熱」と、「鼻血」「歯茎の出血」「皮下出血斑」という出血傾向が手がかりです。
【選択肢別解説】
1:○ 急性白血病では、骨髄が白血病細胞で占められて正常な血液がつくれなくなります。
赤血球減少による倦怠感、白血球の機能低下による発熱、血小板減少による鼻出血・歯肉出血・皮下出血がそろい、本症例に最も合致します。
2:× 悪性貧血は、ビタミンB12の吸収障害による貧血です。
ハンター舌炎が特徴ですが、本症例は「舌炎は認めない」とあり、出血傾向も説明できません。
3:× 溶血性貧血は、赤血球が壊されて起こる貧血です。
黄疸や脾腫が特徴で、鼻出血や皮下出血などの出血傾向は典型的ではありません。
4:× 血友病は、凝固因子が先天的に欠乏する疾患です。
関節内や筋肉内の深い出血が特徴で、発熱や倦怠感を伴う本症例の経過には合いません。
【ポイント】
「貧血・発熱(感染)・出血傾向」の3つがそろえば、正常な造血が障害される急性白血病を疑います。
粘膜出血や点状出血は血小板の異常、関節内出血は凝固因子の異常を示します。