正答2
解説
正解は2です。
パーキンソン病の重症度に応じたリハビリテーション治療を問う問題です。
立ち直り反射の障害やバランスの不安定性(姿勢反射障害)が現れるのは、ホーエン・ヤール重症度分類のステージⅢに当たります。
【選択肢別解説】
1:× 呼吸訓練は、胸郭の動きが低下する病期を通じて行われますが、この段階で最も適切とはいえません。
姿勢反射障害が現れた段階では、転倒予防と歩行の改善が優先されます。
2:○ 床に引いた線をまたぐ訓練は、視覚的な手がかりを使って歩幅を広げ、すくみ足や小刻み歩行を改善します。
歩行が自立しているステージⅢで、転倒予防と歩行能力の維持に適した訓練です。
3:× 体位変換は、寝たきりに近いステージⅤで、褥瘡や拘縮を防ぐために行うものです。
歩行可能なこの段階では適切ではありません。
4:× 自助具の導入は、日常生活動作が難しくなった段階での支援です。
この段階で最も優先される訓練ではありません。
【ポイント】
パーキンソン病では、視覚や聴覚の手がかり(床の線、メトロノームのリズム)で歩行が改善することが特徴です。
ホーエン・ヤールのステージⅢは「姿勢反射障害が出現するが、日常生活は自立」の段階です。