正答2
解説
正解は2です。
透熱灸(有痕灸)を避けるべき部位を問う問題です。
透熱灸は艾炷を皮膚上で燃やし切るため、灸痕(やけどの跡)が残ります。
顔面など人目につく部位、粘膜の近く、大血管の上などには行わないのが原則です。
【選択肢別解説】
1:× 百会は頭頂部、前髪際の後方5寸の前正中線上に取ります。
毛髪に隠れる部位で、痔疾などに透熱灸がよく用いられます。
2:○ 巨髎は顔面部で、瞳孔線上、鼻翼下縁と同じ高さに取ります。
顔面に灸痕が残ると美容上の問題になるため、透熱灸を避けるべき経穴です。
3:× 天柱は後頸部で、第2頸椎棘突起上縁と同じ高さ、僧帽筋外縁の陥凹部に取ります。
髪際付近で目立ちにくく、透熱灸を禁じる部位ではありません。
4:× 角孫は頭部で、耳尖が当たる髪際に取ります。
毛髪に隠れる部位で、透熱灸を禁じる部位ではありません。
【ポイント】
有痕灸を避ける部位は「顔面・粘膜付近・大血管の直上・皮膚の弱い部位」です。
顔面部の経穴が選択肢にあれば、まず候補にします。