正答4
解説
正解は4です。
細径感覚神経線維とは、Aδ線維やC線維などの細い求心性線維です。
これらが興奮すると、その興奮が軸索の枝分かれを逆行して末梢へ伝わる軸索反射が起こります。
その結果、神経終末からサブスタンスPやCGRPが放出され、血管が広がって紅斑(フレア)が現れます。
【選択肢別解説】
1:× アロディニアは、通常は痛みを起こさない触刺激で痛みを感じる病的な状態です。
中枢感作などで生じるもので、細径線維が興奮した直接の指標にはなりません。
2:× 刺入抵抗感の減少は、筋の緊張が緩んだことを術者が手で感じるものです。
感覚神経線維の興奮を示す所見ではありません。
3:× しびれるような響き感覚は、鍼が神経幹に触れたときに起こりやすい放散感です。
主に太い有髄線維の興奮によるもので、細径線維の興奮の指標ではありません。
4:○ フレアは細径線維の軸索反射によって起こる紅斑です。
刺鍼部の周囲に広がる発赤は、細径感覚神経線維が興奮したことを示す客観的な所見です。
【ポイント】
刺鍼部の発赤(フレア)は、軸索反射による神経原性の血管拡張です。
関与する物質はサブスタンスPとCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が代表です。