正答3
解説
正解は3です。
鍼の有害事象と、それに対する処置の対応を問う問題です。
迎え鍼とは、抜けにくくなった鍼の周囲に別の鍼を刺し、筋の緊張を緩めて抜けやすくする方法です。
【選択肢別解説】
1:× 気胸は、胸部への深刺で胸膜や肺を傷つけて起こる有害事象です。
胸痛や呼吸困難が現れたら、すぐに医療機関へ送ります。
迎え鍼で対処するものではありません。
2:× 折鍼は、鍼体が体内で折れる有害事象です。
断端が見えればピンセットで抜き、見えなければ動かさずに医療機関で摘出してもらいます。
迎え鍼で対処するものではありません。
3:○ 渋鍼は、筋の緊張などで鍼が締め付けられ、抜けにくくなった状態です。
周囲に迎え鍼を行ったり、周囲を軽くもんだりして筋の緊張を緩めると抜けやすくなります。
4:× 脳貧血は、緊張や刺激で脳への血流が一時的に減り、めまいや顔面蒼白が起こる状態です。
抜鍼して頭を低くした仰臥位で安静にさせるのが処置で、迎え鍼は行いません。
【ポイント】
渋鍼への対処は、迎え鍼、周囲の按摩、しばらく置鍼して待つことです。
無理に引き抜くと折鍼の原因になるため、まず緊張を緩めることが大切です。