正答1
解説
正解は1です。
米国国立衛生研究所(NIH)の合意形成声明書が、鍼の効果をどのように評価したかを問う問題です。
この声明書(1997年の会議に基づき1998年に最終版)は、鍼の効果を2段階に分けて示しました。
有効性を示す有望な証拠があるとしたのは、成人の術後と化学療法による悪心・嘔吐、妊娠時の悪心、歯科の術後痛です。
そのほかの疾患は、補助療法や代替療法として有用な場合がある、という位置づけでした。
【選択肢別解説】
1:○ 妊娠時の吐き気は、鍼の有効性を示す有望な証拠があるとされた項目です。
術後・化学療法の悪心・嘔吐と並んで、有効とされた代表例です。
2:× 薬物中毒(依存)は、補助療法や代替療法として有用な場合がある項目に分類されました。
有効性が明確とされた項目ではありません。
3:× テニス肘も、補助療法や代替療法として有用な場合がある項目に含まれます。
有効性が明確とされた項目ではありません。
4:× 月経痛も、補助療法や代替療法として有用な場合がある項目に含まれます。
有効性が明確とされた項目ではありません。
【ポイント】
NIHの声明で「有効」とされたのは、悪心・嘔吐(術後・化学療法・妊娠時)と歯科術後痛です。
頭痛、腰痛、月経痛、テニス肘、薬物依存、脳卒中のリハビリテーションなどは「補助・代替として有用な場合あり」と区別しましょう。