正答3
解説
正解は3です。
PTSD(外傷後ストレス障害)は、生命を脅かすような体験の後に、侵入的な想起、回避、否定的な認知や気分、過覚醒が続く障害です。
治療では心理教育と、安全な環境での段階的な曝露が有効とされています。
【選択肢別解説】
1:× 数か月以降はその体験に触れないようにするのは適切ではありません。
体験を避け続けると回避症状が固定され、回復が妨げられます。
本人の準備が整えば、治療の中で段階的に体験を扱います。
2:× 体験直後に詳しく話してもらうのは適切ではありません。
外傷体験の直後に詳しく語らせる心理的デブリーフィングは、PTSDの予防効果が認められず、かえって症状を悪化させることがあります。
3:○ 外傷体験後に起こる一般的な反応について説明するのが適切です。
フラッシュバックや不眠、過敏さなどは、つらい体験の後に誰にでも起こりうる反応だと伝えます。
自分がおかしくなったのではないと理解することで、不安が和らぎます。
4:× 外傷体験への馴れが生じないようにするのは誤りです。
持続エクスポージャー療法のように、安全な環境で体験に向き合い、恐怖に馴れていくことが回復につながります。
5:× 治療を短期間で完結させるとは限りません。
回復には個人差があり、本人のペースに合わせて継続的に支援します。
【ポイント】
PTSDへの初期対応は、安全の確保、安心感の提供、心理教育が基本です。
直後のデブリーフィングは避け、回避を強めない関わりを心がけます。