正答4
解説
正解は4です。
免疫の働きが低下すると、健康な人では問題にならない病原体による日和見感染症が起こりやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 肝性脳症は、重い肝障害でアンモニアなどの毒性物質が処理されずに脳に作用して起こります。
免疫不全が原因ではありません。
2:× ペラグラ脳症は、ナイアシン(ニコチン酸)の欠乏によって起こる脳症です。
アルコール依存症などの栄養障害でみられます。
3:× Wernicke脳症は、ビタミンB1(チアミン)の欠乏によって起こり、意識障害・眼球運動障害・運動失調を三徴とします。
4:○ トキソプラズマ症は、原虫のトキソプラズマによる感染症です。
エイズなどの免疫不全状態では日和見感染として発症し、脳炎や脳膿瘍を起こします。
5:× Creutzfeldt-Jakob病は、異常プリオン蛋白によって急速に進行する認知症を起こす疾患です。
免疫不全で生じやすくなる疾患ではありません。
【ポイント】
免疫不全で起こる代表的な日和見感染症は、ニューモシスチス肺炎、カンジダ症、サイトメガロウイルス感染症、トキソプラズマ脳症、クリプトコッカス髄膜炎などです。