正答1
解説
正解は1です。
認知症の重症度評価のうち、6項目をそれぞれ5段階で評価する尺度を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ CDR(Clinical Dementia Rating)は、記憶、見当識、判断力と問題解決、社会適応、家庭状況および趣味・関心、介護状況の6項目を評価します。
各項目を0・0.5・1・2・3の5段階で判定し、総合的な重症度を決めます。
2:× FAST(Functional Assessment Staging)は、Alzheimer型認知症の進行を日常生活機能の観点から7段階に分類する尺度です。
6項目5段階の評価ではありません。
3:× HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)は、9項目30点満点の認知機能のスクリーニング検査です。
20点以下で認知症が疑われます。
4:× WMS-Ⅲ(Wechsler Memory Scale-Ⅲ)は、記憶機能を詳しく評価する検査です。
認知症の重症度を判定する尺度ではありません。
5:× NMスケール(N式老年者用精神状態尺度)は、家事・身辺整理、関心・意欲・交流、会話、記銘・記憶、見当識の5項目を観察で評価する尺度です。
6項目5段階ではありません。
【ポイント】
CDRの判定は0(健常)、0.5(認知症の疑い)、1(軽度)、2(中等度)、3(重度)です。
観察式の重症度評価(CDR・FAST・NMスケール)と、質問式の検査(HDS-R・MMSE)を区別しましょう。