正答4
解説
正解は4です。
標準型車椅子の使用者が自宅で生活しやすい環境の条件を問う問題です。
段差の解消、十分な回転スペース、適切な作業台の高さなどが要点です。
【選択肢別解説】
1:× 内開きのドアは、トイレ内で車椅子が邪魔になって開閉できず、中で倒れたときの救助も困難になります。
引き戸か外開きのドアにします。
2:× 作業台の高さ50cm程度では低すぎます。
車椅子使用者には70〜75cm程度で、下に膝が入る空間がある作業台が適しています。
3:× 勾配1/10は急すぎて、自力での昇降が困難です。
スロープの勾配は1/12以下とし、屋外では1/15程度のより緩い勾配が望まれます。
4:○ 浴室と脱衣所の境に排水溝を設けてグレーチング(溝ぶた)で覆うと、段差をなくしながら水が脱衣所へ流れ出るのを防げます。
車椅子でそのまま出入りできる適切な環境です。
5:× 車椅子が360°回転するには、直径150cm程度のスペースが必要です。
直径90cmでは回転できません。
【ポイント】
車椅子の住環境の数値は「回転スペース直径150cm」「スロープ勾配1/12以下」「通路幅80〜90cm以上」「作業台70〜75cm」を目安に覚えましょう。