正答2
解説
正解は2です。
顔面と上下肢の感覚が脱失した片麻痺患者では、麻痺側でけがや熱傷に気づけない危険があります。
生活指導では、感覚がない部位を視覚で確認させ、危険な場面では非麻痺側を使わせることが基本です。
【選択肢別解説】
1:× 麻痺手の使用を控えると、機能回復の機会が失われ、不使用が定着します。
視覚で確認しながら安全な場面で使うよう指導します。
2:○ 熱い湯呑を麻痺手で持つと、温度を感じられず熱傷を起こすおそれがあります。
湯呑は温度を感じられる非麻痺側で持つよう指導するのが適切です。
3:× 両手で車椅子を駆動すると、麻痺側の手が車輪やスポークに巻き込まれても気づけません。
片麻痺患者には非麻痺側の上下肢で駆動する方法を指導します。
4:× スリッパは脱げやすく、足底の感覚がないと脱げたことに気づけず転倒の原因になります。
踵があり脱げにくい履物を勧めます。
5:× T字カミソリは、顔面の感覚がないと切り傷に気づけません。
髭剃りには電気カミソリを勧めます。
【ポイント】
感覚障害のある患者には、熱傷・外傷・褥瘡の予防指導が欠かせません。
「感覚のない部位は目で確認する」「危険物は感覚のある側で扱う」の2点が基本です。