正答3
解説
正解は3です。
後方アプローチによる人工股関節置換術の後は、股関節の深い屈曲・内転・内旋の組み合わせで後方脱臼が起こりやすくなります。
各動作でこの肢位をとらないかを確認します。
【選択肢別解説】
1:× 低いソファーに座ると、股関節が90°を超えて深く屈曲し、後方脱臼の危険が高まります。
座面の高い椅子を使います。
2:× 健側を下にして横になると、上になった患側の下肢が内転・内旋しやすくなります。
行う場合は両膝の間に枕を挟み、内転を防ぎます。
3:○ 患側の下肢を後方に引くと、患側の股関節は伸展位となり、深い屈曲を避けられます。
床の物を拾うときの安全な方法です。
4:× 階段を降りるときは、患側から先に下ろします。
健側から下ろすと、患側に体重をかけたまま膝と股関節を曲げることになり負担が大きくなります。
5:× ベッドに這い上がるときに患側の膝を先につくと、患側の股関節に深い屈曲と荷重が加わります。
健側の膝から先につきます。
【ポイント】
後方アプローチでは「屈曲・内転・内旋」、前方アプローチでは「伸展・内転・外旋」が脱臼肢位です。
階段は「昇りは健側から、降りは患側から」と覚えます。