正答2
解説
正解は2です。
作業療法の成り立ちと、日本の精神科作業療法の歴史に関する問題です。
【選択肢別解説】
1:× ADLの概念は、1940年代の米国でリハビリテーション医学の中から生まれました。
IL(自立生活)運動は1970年代に起こり、むしろADL自立を重視しすぎる考え方を批判して自己決定を重視しました。
2:○ 作業療法の起源は、18世紀末から19世紀にPinelやTukeらが行った道徳療法(moral treatment)にあります。
精神障害者を人道的に扱い、作業や規則正しい生活を治療に用いました。
3:× 呉秀三は、東京府巣鴨病院で拘束具を廃止し、作業療法(移導療法)を導入した精神科医です。
認知行動療法は1960年代以降に発展した技法で、呉秀三とは関係がありません。
4:× 加藤普佐次郎は、呉秀三のもとで松沢病院の作業療法を実践した精神科医です。
日本の肢体不自由児施設の創始者として知られるのは高木憲次です。
5:× 理学療法士及び作業療法士法が制定されたのは、昭和20年ではなく昭和40年(1965年)です。
【ポイント】
「道徳療法=作業療法の起源」「呉秀三・加藤普佐次郎=日本の精神科作業療法の先駆け」「昭和40年=PT・OT法制定」を押さえましょう。