正答1
解説
正解は1です。
ASIA(American Spinal Injury Association)の評価では、髄節ごとに代表となる筋(key muscle)が決められています。
上肢のkey muscleは、C5が肘屈筋、C6が手関節伸筋、C7が肘伸筋、C8が中指の深指屈筋、T1が小指外転筋です。
【選択肢別解説】
1:○ ①は手掌を上にして置いた手で、小指を外転させ、検査者が小指の外側から内転方向へ抵抗を加えています。
小指外転筋の検査で、T1のkey muscleにあたります。
2:× ②は母指を手掌から離すように持ち上げさせ、検査者が抵抗を加えています。
母指の掌側外転(短母指外転筋)の検査で、ASIAのkey muscleには含まれません。
3:× ③は手背を上にした手で、示指の外転に抵抗を加えています。
第1背側骨間筋の検査で、ASIAのkey muscleには含まれません。
4:× ④は中指の中節骨を押さえ、指先に抵抗を加えて末節の屈曲をみています。
中指の深指屈筋の検査で、C8のkey muscleです。
5:× ⑤は前腕を固定し、こぶしを握った手の手背に抵抗を加えて手関節の背屈をみています。
手関節伸筋の検査で、C6のkey muscleです。
【ポイント】
上肢key muscleは「C5肘屈曲・C6手関節背屈・C7肘伸展・C8中指末節屈曲・T1小指外転」と、運動の順に覚えると確実です。