65歳の男性。
Parkinson病。
方向転換の不安定性や突進現象を伴う歩行障害が出現し始めた。
ADLは動作に制限があるものの自立している。
家業である洋裁店を妻や長男夫婦の手助けで行っている。
この時点でのHoehn&Yahr の重症度分類ステージはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
Hoehn & Yahrの重症度分類は、Parkinson病の重症度を障害の範囲と姿勢反射障害の有無で5段階に分けます。
本例は方向転換の不安定性や突進現象があり、姿勢反射障害が出現しています。
一方でADLは制限があるものの自立し、家族の手助けで仕事も続けています。
【選択肢別解説】
1:× ステージⅠは、症状が一側の上下肢に限られる段階です。
本例は姿勢反射障害があり、Ⅰより進行しています。
2:× ステージⅡは、両側に症状があるものの姿勢反射障害はない段階です。
本例は突進現象などの姿勢反射障害があるためⅡではありません。
3:○ ステージⅢは、姿勢反射障害が出現し、活動に一部制限があるものの日常生活は自立している段階です。
本例の状態に一致します。
4:× ステージⅣは、重い機能障害があり、歩行はかろうじて可能でもADLの多くに介助を要する段階です。
本例はADLが自立しているため該当しません。
5:× ステージⅤは、介助がなければ車椅子かベッド上の生活となる段階です。
本例は歩行もADLも自立しており該当しません。
【ポイント】
ステージⅡとⅢを分けるのは「姿勢反射障害の有無」です。
ステージⅢとⅣを分けるのは「ADLが自立しているかどうか」です。