正答1
解説
正解は1です。
アルブミンは肝臓で合成される血漿中で最も多い蛋白で、半減期は約3週間です。
立位や座位では血管内の水分が組織へ移動して血液が濃縮され、蛋白濃度が高くなります。
そのため、臥位では座位より血清アルブミン濃度が低くなります。
【選択肢別解説】
1:○ 臥位では血漿水分が血管内に戻り、血液がやや希釈されます。
そのため血清アルブミン濃度は座位より低くなります。
2:× アルブミンは半減期が約3週間と長いため、Rapid Turnover Protein〈RTP〉には分類されません。
RTPはトランスサイレチンやトランスフェリンなどです。
3:× 尿中微量アルブミンは色素結合法ではなく、免疫比濁法などの免疫学的測定法で測定します。
色素結合法は低濃度の測定には感度が不足します。
4:× ブロムクレゾールパープル〈BCP〉法はアルブミンに特異性が高い方法です。
α-グロブリンなどとの反応性が高いのはブロムクレゾールグリーン〈BCG〉法です。
5:× 現在の血清アルブミン測定では、BCG改良法ではなくBCP改良法が主に使われています。
BCP改良法はアルブミンの酸化状態の影響を受けにくくしたものです。
【ポイント】
BCG法はグロブリンとも反応して高値になりやすく、BCP改良法への切り替えが進められました。
体位で変動する項目には、アルブミンのほか総蛋白、コレステロール、カルシウムなどがあります。