正答5
解説
正解は5です。
アンモニアは主にアミノ酸の分解と、腸内細菌による蛋白質の分解で生じる有毒な物質です。
肝臓の尿素回路で尿素に変えられて無毒化されます。
臨床検査では、アンモニアを窒素量に換算したアンモニア窒素として表示します。
【選択肢別解説】
1:× アンモニアは腎臓ではなく肝臓で無毒化されます。
肝臓の尿素回路で尿素に変換され、尿中に排泄されます。
2:× アンモニアは核酸からではなく、主にアミノ酸の脱アミノ反応から生じます。
腸内細菌による蛋白質やアミノ酸の分解でも生じます。
3:× アンモニアは血漿中で蛋白に結合せず、遊離の状態で存在します。
そのため採血後に赤血球などから産生されると値が上昇します。
4:× ウレアーゼ-GLDH法は尿素窒素の測定法です。
アンモニアはグルタミン酸脱水素酵素〈GLDH〉を用いる酵素法などで測定します。
5:○ 臨床検査ではアンモニアを窒素の量として表し、μg/dLの単位で報告します。
これをアンモニア窒素といいます。
【ポイント】
アンモニアは採血後に赤血球などから産生されて上昇するため、採血後は冷却し速やかに測定します。
劇症肝炎や肝硬変では尿素回路が働かず、高アンモニア血症から肝性脳症を起こします。