正答4
解説
正解は4です。
造血器腫瘍でみられる染色体異常と、それによって生じる融合遺伝子の組合せを問う問題です。
本問の選択肢は、融合遺伝子の組合せが入れ替えられています。
【選択肢別解説】
1:× t(8;21)(q22;q22)で生じるのは RUNX1::RUNX1T1 です。
CBFB::MYH11 はinv(16)で生じます。
2:× t(9;11)(p21.3;q23.3)で生じるのは KMT2A と MLLT3 の融合遺伝子です。
BCR::ABL1 はt(9;22)で生じます。
3:× t(9;22)(q34;q11.2)はフィラデルフィア染色体で、BCR::ABL1 を生じます。
MLLT3::KMT2A ではありません。
4:○ t(15;17)(q22;q12)では PML::RARA が生じます。
急性前骨髄球性白血病に特徴的で、全トランス型レチノイン酸が効く理由にもなります。
5:× inv(16)(p13.1;q22)で生じるのは CBFB::MYH11 です。
RUNX1::RUNX1T1 はt(8;21)で生じます。
【ポイント】
t(8;21)とinv(16)は予後が比較的よいcore binding factor白血病です。
inv(16)は異常好酸球を伴う骨髄単球性白血病と関連します。