正答4
解説
正解は4です。
免疫組織化学染色は、抗原と抗体の特異的な結合を利用する染色法です。
組織切片の中にある特定の抗原を、標識した抗体で検出し、その場所を顕微鏡で観察します。
【選択肢別解説】
1:× DNAは、標識した核酸プローブを結合させるin situハイブリダイゼーション〈ISH〉法で検出します。
2:× RNAも、ISH法で検出します。
抗体を用いる免疫組織化学の対象ではありません。
3:× 重金属などの無機物は、特殊染色で検出します。
例えば銅はロダニン染色で検出します。
4:○ 免疫組織化学染色の主な対象は、細胞の蛋白質です。
腫瘍マーカーやホルモン受容体などの蛋白質を抗体で検出し、腫瘍の組織型や治療方針の決定に役立てます。
5:× 酵素活性は、酵素の反応で発色させる酵素組織化学で調べます。
活性を保つため、凍結切片を用います。
【ポイント】
乳癌のエストロゲン受容体やHER2蛋白の検出が、免疫組織化学の代表例です。
HER2遺伝子の増幅の確認には、FISH法を用います。