正答5
解説
正解は5です。
術中迅速組織診断は、手術中に採った組織をすぐに凍らせて標本を作り、短時間で診断する方法です。
パラフィン包埋を行わないため、通常の標本作製とは工程が異なります。
【選択肢別解説】
1:× 迅速標本では、組織を凍らせて薄切した後に、切片をアルコールなどで短時間固定します。
固定は最初の工程ではありません。
2:× 脱灰は、骨などの硬い組織からカルシウムを除く工程です。
時間がかかるため、迅速標本では行いません。
3:× 脱脂は、脂肪の多い組織から脂質を除く工程です。
迅速標本の最初の工程ではありません。
4:× 脱水は、パラフィン包埋の前に組織の水分を除く工程です。
凍結切片を作る迅速標本では行いません。
5:○ 迅速標本でも、まず検体を肉眼で観察し、診断に必要な部分を選んで切り出します。
その後、包埋剤に埋めて凍結し、薄切、固定、染色へと進みます。
【ポイント】
迅速標本の流れは、切り出し、凍結、薄切、固定、H-E染色の順です。
切除断端に癌がないか、リンパ節に転移がないかなどの判定に使われます。