正答4
解説
正解は4です。
重炭酸イオン(HCO3-)は、血液の酸塩基平衡を保つ最も重要な緩衝系です。
腎臓での調節、電解質のバランス、基準値について問われています。
【選択肢別解説】
1:× 重炭酸イオンは糸球体でろ過された後、大部分が近位尿細管で再吸収されます。
腎臓は重炭酸イオンの再吸収と新たな産生で酸塩基平衡を調節しています。
2:× アニオンギャップは、Na+ −(Cl- + HCO3-)で計算します。
重炭酸イオンは計算式に含まれます。
3:× 細胞外液で最も濃度が高い陰イオンは、クロールイオン(約100 mmol/L)です。
重炭酸イオンは約24 mmol/Lです。
4:○ 代謝性アルカローシスは、重炭酸イオンが増えるか、酸が失われることで起こります。
そのため血漿の重炭酸イオン濃度は上昇します。
5:× 動脈血の重炭酸イオンの基準範囲は、約22〜26 mmol/Lです。
50 mmol/Lは明らかな高値です。
【ポイント】
重炭酸イオンは、代謝性アシドーシスで低下し、代謝性アルカローシスで上昇します。
代謝性アルカローシスの代表的な原因は、嘔吐による胃酸の喪失です。