正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
図は、2つの電極を電解液に入れ、その間を細い孔(細孔)で仕切った装置を示しています。
血液細胞が吸引されて細孔を通過するとき、電流の通り道が細胞で狭められて電気抵抗が上がります。
この抵抗の変化をパルスとして数えるのが電気抵抗法(コールター原理)です。
【選択肢別解説】
1:× 電気抵抗法では、電極間に一定の直流電流を流して抵抗の変化を測ります。
交流電流ではありません。
2:× 電気抵抗法では、細胞の大きさ(体積)だけで粒子を区別します。
破砕赤血球は血小板と同じくらいの大きさになるため、両者を区別できず、血小板数が見かけ上高くなります。
3:× パルス電圧の大きさは、細胞の体積に比例します。
重量ではなく体積を反映する点が電気抵抗法の原理です。
4:○ 白血球を数える際は、溶血剤で数の多い赤血球を壊してから測定します。
赤血球が残ると白血球と区別できないため、溶血処理が必要です。
5:○ 電気を通しにくい細胞が細孔を通過すると、その間だけ電気抵抗が大きくなります。
この電気抵抗の変化をパルスとして検出し、数と大きさを測定します。
【ポイント】
電気抵抗法は「直流」「体積に比例」「破砕赤血球や巨大血小板で誤差」が重要です。
赤血球の連銭形成や寒冷凝集でも、赤血球数の偽低値などの誤差が生じます。