正答3
解説
正解は3です。
赤血球の封入体は、核の残りや変性したヘモグロビンなど、赤血球の中に見られる異常な構造物です。
どの細胞に見られる構造物なのかを区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× Cabot環は赤血球内に見られる輪状や8の字状の構造物です。
核膜や紡錘体の残りと考えられ、重症の貧血などで見られます。
2:× Heinz小体は、変性して沈殿したヘモグロビンからなる赤血球内の封入体です。
超生体染色で見え、G6PD欠乏症や不安定ヘモグロビン症で出現します。
3:○ Russell小体は形質細胞の細胞質に見られる、免疫グロブリンが蓄積した好酸性の球状物です。
赤血球の封入体ではありません。
4:× 好塩基性斑点はリボソームRNAが凝集したもので、赤血球内に青い点状に見られます。
鉛中毒やサラセミアで出現します。
5:× Howell-Jolly小体は核の断片が残ったもので、赤血球内に小さな丸い点として見られます。
脾臓摘出後や巨赤芽球性貧血で出現します。
【ポイント】
赤血球の封入体は、Howell-Jolly小体(核の残り)、好塩基性斑点(RNA)、Heinz小体(変性ヘモグロビン)、Pappenheimer小体(鉄)、Cabot環で整理しましょう。
Russell小体は形質細胞、Auer小体は骨髄系芽球に見られる構造物です。