正答2
解説
正解は2です。
巨核球は骨髄で血小板をつくる細胞で、骨髄中で最も大きな細胞です。
核分裂を伴わずにDNA合成を繰り返す核内分裂によって多倍体となり、大型化します。
誤っている記述を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 成熟巨核球は核内分裂によって8N〜64N(多くは16N)の多倍体になります。
記述は正しい内容です。
2:○ 巨核球の直径はおおむね35〜160 μmで、平均は50〜100 μm程度です。
平均直径200 μmという記述は大きすぎるため誤りです。
3:× トロンボポエチンは主に肝臓でつくられ、巨核球の増殖と分化成熟を促します。
記述は正しい内容です。
4:× 1つの成熟巨核球は、細胞質がちぎれることで数千個の血小板を産生します。
2,000個程度という記述はおおむね正しい内容です。
5:× 巨核球は血小板と同じく、フィブリノゲンの受容体である糖蛋白GPIIb/IIIaを発現します。
CD41とCD61として巨核球系の目印に用いられ、記述は正しい内容です。
【ポイント】
巨核球系のマーカーはCD41(GPIIb)、CD61(GPIIIa)、CD42b(GPIb)です。
GPIIb/IIIaの欠損は血小板無力症、GPIbの欠損はBernard-Soulier症候群を起こします。