正答3
解説
正解は3です。
アルブミンは肝臓で合成される血漿蛋白で、膠質浸透圧の維持や物質の運搬を担います。
血清濃度は合成量だけでなく、採血時の姿勢などの条件によっても変わります。
【選択肢別解説】
1:× 劇症肝炎では肝細胞が大量に壊れ、アルブミンの合成が低下します。
そのため血清アルブミンは上昇ではなく低下します。
2:× アルブミンの血中半減期は約2〜3週間です。
約7日という記述は誤りで、半減期約7〜10日なのはトランスフェリンです。
3:○ 立位や座位では重力で血管内の水分が組織へ移り、血液が濃縮されて蛋白濃度が上がります。
臥位ではこの濃縮が起こらないため、座位よりも低い値になります。
4:× 総カルシウムの約40%はアルブミンと結合しています。
そのためアルブミンが低いと総カルシウムも低くなり、両者は負ではなく正の相関を示します。
5:× アルブミンは分子が大きく、健常人ではほとんど尿中に漏れません。
尿中アルブミンは1日30 mg未満が正常で、1 gも排出されることはありません。
【ポイント】
採血の姿勢で変わるのは、蛋白や細胞成分など血管外へ出にくい成分です。
臥位から立位になると、総蛋白やアルブミン、コレステロールは数%から10%程度上昇します。