正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
血漿カルシウムは、イオン型(遊離型)、蛋白結合型、陰イオンとの複合体型の3つの形で存在します。
生体内で働くのはイオン型で、その割合はpHや蛋白濃度によって変わります。
【選択肢別解説】
1:○ イオン型カルシウムは、カルシウムイオン選択電極を用いた電極法で直接測定します。
通常の比色法では総カルシウムを測定するため、イオン型には電極法が必要です。
2:× アルカレミアではアルブミンからH+が離れ、空いた結合部位にCa2+が結合します。
そのためイオン型は上昇ではなく低下し、テタニーが起こりやすくなります。
3:○ 筋収縮、神経の興奮、血液凝固などの生理作用を担うのはイオン型カルシウムです。
副甲状腺ホルモンの分泌もイオン型の濃度で調節されます。
4:× 総カルシウムのうちイオン型は約50%を占めます。
30%ではありません。
5:× 蛋白結合型カルシウムの大部分はアルブミンと結合しています。
α1-グロブリンが主な結合相手ではありません。
【ポイント】
イオン型は約50%、蛋白結合型は約40%、複合体型は約10%と覚えましょう。
低アルブミン血症では総カルシウムが見かけ上低くなるため、補正カルシウム値で評価します。