正答3
解説
正解は3です。
免疫組織化学染色では、一次抗体に結合する標識の量を増やすほど感度が高くなります。
各方法でどのように標識を増やしているかを比べる問題です。
【選択肢別解説】
1:× 直接法は、酵素で標識した一次抗体を直接反応させる方法です。
手順は簡単ですが、増幅がないため感度は最も低いです。
2:× 間接法は、標識した二次抗体を一次抗体に結合させる方法です。
直接法より感度は上がりますが、増幅は限られます。
3:○ ポリマー法は、酵素と二次抗体を高分子ポリマーに多数結合させた試薬を用いる方法です。
1か所に多くの酵素が集まるため、感度が最も高くなります。
4:× ABC法はアビジンとビオチンの強い結合を利用して、多くの酵素を集める高感度な方法です。
ただし、多数の酵素と二次抗体を1分子にまとめたポリマー法のほうが感度は高いとされます。
また、ABC法には内因性ビオチンによる非特異反応が起こりうる欠点もあります。
5:× PAP法はペルオキシダーゼと抗ペルオキシダーゼ抗体の複合体を用いる方法です。
間接法より高感度ですが、ABC法やポリマー法より感度は低いです。
【ポイント】
感度はおおむね、直接法<間接法<PAP法<ABC法<ポリマー法の順です。
ポリマー法はビオチンを使わないため、内因性ビオチンの影響を受けない利点もあります。