正答2
解説
正解は2です。
播種性血管内凝固〈DIC〉では、全身の小血管内で凝固が過剰に起こり、それを溶かす線溶も亢進します。
凝固因子や凝固阻止因子は消費されて減り、線溶の産物は増えます。
【選択肢別解説】
1:× PIVKA-Ⅱ(ビタミンK欠乏時に生じる異常プロトロンビン)はDICで上昇する指標ではありません。
ビタミンK欠乏やワルファリン服用時、肝細胞癌で上昇します。
2:○ D-ダイマーは上昇します。
D-ダイマーは、安定化したフィブリンがプラスミンで分解されて生じる産物です。
DICでは血栓の形成と溶解が盛んに起こるため、著しく増加します。
3:× プロテインCは上昇ではなく低下します。
凝固を抑える因子で、過剰な凝固に対抗して消費されるためです。
4:× アンチトロンビンは上昇ではなく低下します。
トロンビンや活性化第Ⅹ因子と結合して消費されるうえ、敗血症では産生も低下します。
5:× プラスミンインヒビターは上昇ではなく低下します。
線溶の亢進で生じたプラスミンと結合して消費されるためです。
【ポイント】
DICでは血小板・フィブリノゲン・アンチトロンビン・プラスミンインヒビターが低下します。
FDPとD-ダイマーは上昇し、PTは延長します。