正答3
解説
正解は3です。
敗血症は感染症に対する生体反応が制御できなくなり、臓器障害を起こした状態です。
早期診断にはプレセプシンやプロカルシトニンなどのマーカーが用いられます。
【選択肢別解説】
1:× シアル化糖鎖抗原KL-6は間質性肺炎のマーカーです。
障害を受けたⅡ型肺胞上皮細胞から産生され、血中で上昇します。
2:× シスタチンCは糸球体濾過量〈GFR〉の指標です。
筋肉量の影響を受けにくく、軽度の腎機能低下を見つけるのに役立ちます。
3:○ プレセプシンは敗血症のマーカーです。
細菌を貪食した単球・マクロファージから、CD14の断片(可溶性CD14サブタイプ)として放出されます。
細菌感染による敗血症で早期から上昇します。
4:× アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉はサルコイドーシスで上昇します。
肉芽腫を形成する類上皮細胞が産生するためです。
5:× N-アセチルグルコサミニダーゼ〈NAG〉は尿細管障害のマーカーです。
近位尿細管上皮のリソソームに多く、障害されると尿中に増加します。
【ポイント】
敗血症マーカーはプレセプシンとプロカルシトニン、間質性肺炎はKL-6とSP-D、尿細管障害はNAGとβ2-ミクログロブリンと整理しましょう。