正答4
解説
正解は4です。
細胞の放射線に対する感受性は、一般に分裂が盛んで分化度が低い細胞ほど高くなります。
放射線は主にDNAを傷つけるため、核をもたない細胞は影響を受けにくくなります。
【選択肢別解説】
1:× 単球は核をもつ細胞で、放射線でDNAが傷つくと機能が障害されます。
赤血球より影響を受けやすいです。
2:× 好酸球も核をもつ細胞で、放射線の影響を受けます。
赤血球より影響を受けやすいです。
3:× 好中球も核をもち、骨髄での産生も放射線で抑えられます。
赤血球より影響を受けやすいです。
4:○ 成熟した赤血球は核をもたず、分裂もしません。
放射線が傷つけるDNAがないため、最も影響を受けにくいです。
5:× リンパ球は分裂していない状態でも放射線にきわめて弱い例外的な細胞です。
被ばく後早期に数が減るため、最も影響を受けやすい部類です。
【ポイント】
輸血用血液製剤に放射線を照射するのは、赤血球や血小板の機能を保ったまま、供血者のリンパ球だけを不活化するためです。
これにより輸血後移植片対宿主病〈GVHD〉を予防します。