正答3
解説
正解は3です。
粘膜筋板は、消化管の粘膜の最も深い部分にある薄い平滑筋の層です。
食道から直腸までの消化管の壁は、粘膜(上皮・粘膜固有層・粘膜筋板)、粘膜下層、固有筋層、外膜または漿膜で構成されます。
【選択肢別解説】
1:× 唾液腺は腺房と導管からなる外分泌腺で、消化管の壁構造をもちません。
粘膜筋板はありません。
2:× 咽頭の粘膜には粘膜筋板がありません。
その代わりに弾性線維の層があり、外側を横紋筋が取り囲みます。
3:○ 食道は消化管の一部で、粘膜の深層に粘膜筋板があります。
食道癌の深達度は、粘膜筋板や粘膜下層まで及んでいるかで評価されます。
4:× 膵臓は外分泌腺と内分泌腺からなる実質臓器で、消化管の壁構造をもちません。
粘膜筋板はありません。
5:× 胆囊の壁は粘膜・筋層・漿膜で構成され、粘膜筋板と粘膜下層がありません。
この点が消化管との違いです。
【ポイント】
粘膜筋板は、早期癌の深達度を判定するときの重要な目印です。
胆囊には粘膜筋板と粘膜下層がないため、癌が早い段階で筋層に達しやすいことも覚えておきましょう。