正答2
解説
正解は2です。
鉄は主に十二指腸から吸収され、血中ではトランスフェリンと結合して運ばれ、ヘモグロビンの材料になります。
血清鉄の日内変動や、鉄欠乏時の検査値の変化もあわせて問われています。
【選択肢別解説】
1:× 血清鉄には日内変動があり、朝に高く夕方から夜に低くなります。
朝に低いのではありません。
2:○ 食事中の鉄は小腸、主に十二指腸から空腸上部で吸収されます。
3価の鉄は2価に還元されてから小腸の上皮細胞に取り込まれます。
3:× 血清中の鉄はトランスフェリンと結合して運ばれます。
セルロプラスミンは銅と結合する蛋白です。
4:× ヘモグロビンのヘムに含まれる鉄は2価の鉄です。
3価になったものはメトヘモグロビンで、酸素を運べません。
5:× 鉄欠乏性貧血では鉄と結合していないトランスフェリンが増えます。
そのため不飽和鉄結合能〈UIBC〉は低下ではなく上昇します。
【ポイント】
鉄欠乏性貧血では、血清鉄とフェリチンが低下し、総鉄結合能〈TIBC〉とUIBCが上昇します。
炎症に伴う貧血では、血清鉄は低いもののフェリチンは正常から高値で、TIBCは低下する点が鑑別になります。