正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
ポルフィリン環は、4つのピロール環がつながってできた大きな環状構造で、中心に金属イオンを抱え込みます。
ヘモグロビンやチトクロームの色素部分などがこの構造をもちます。
【選択肢別解説】
1:○ ヘムはプロトポルフィリンIXというポルフィリン環の中心に2価の鉄が入った構造です。
ヘモグロビンやミオグロビンの酸素結合部位になります。
2:○ ビタミンB12(コバラミン)は、4つのピロール環からなるコリン環の中心にコバルトをもちます。
コリン環はポルフィリン環とよく似た構造で、本問ではポルフィリン環を含むものとして扱われています。
3:× アラキドン酸は炭素数20の多価不飽和脂肪酸で、直鎖状の分子です。
ポルフィリン環は含みません。
4:× クレアチニンはクレアチンから作られる環状の窒素化合物ですが、小さな5員環です。
ポルフィリン環は含みません。
5:× ヒドロキシ酪酸はケトン体の一つで、炭素数4の小さな有機酸です。
ポルフィリン環は含みません。
【ポイント】
ポルフィリン環の中心の金属は、ヘムでは鉄、クロロフィルではマグネシウム、ビタミンB12ではコバルトです。
ヘムの合成障害で起こる病気がポルフィリン症です。