正答2
解説
正解は2です。
引きガラス法(ウェッジ法)による血液塗抹標本の作製手順と、その注意点を問う問題です。
この問題は誤っている記述を選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
大型の細胞は引きガラスに押されて、塗抹の引き終わりや辺縁に集まりやすくなります。
標本を観察するときは引き終わり付近も確認します。
2:○ 誤った記述です。
塗抹後は速やかに乾燥させますが、温風ではなく冷風で乾かします。
温風で乾かすと細胞が変形し、正しい形態観察ができなくなります。
3:× 正しい記述です。
引きガラスの角度が大きいと塗抹は厚く短くなり、小さいと薄く長くなります。
角度は厚さを決める重要な条件です。
4:× 正しい記述です。
塗抹のスピードが速いと、塗抹は厚く短くなります。
逆にゆっくり引くと薄く長くなります。
5:× 正しい記述です。
EDTA血は時間がたつと、白血球の空胞化や核の変形などが起こります。
そのため採血後は速やかに標本を作製します。
【ポイント】
塗抹標本の厚さは「血液量・角度・速度」で決まります。
乾燥は「すばやく・冷風で」が原則です。