正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
巨赤芽球性貧血は、DNAの合成が障害され、核の成熟が細胞質より遅れることで大型の赤芽球が出現する貧血です。
DNAの合成には葉酸とビタミンB12が欠かせません。
【選択肢別解説】
1:○ 葉酸はDNAの材料であるチミジンの合成に必要です。
欠乏するとDNA合成が障害され、巨赤芽球性貧血になります。
2:× ビタミンB6はヘムの合成に必要です。
欠乏すると巨赤芽球性貧血ではなく、鉄芽球性貧血(小球性)の原因になります。
3:○ ビタミンB12は葉酸の代謝を助け、DNA合成に必要です。
欠乏すると巨赤芽球性貧血になり、悪性貧血がその代表です。
4:× ビタミンCが欠乏すると、コラーゲンの合成が障害されて壊血病になります。
歯肉出血などがみられますが、巨赤芽球性貧血は起こしません。
5:× ビタミンKが欠乏すると、凝固因子(Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ)が十分につくられず出血しやすくなります。
貧血の機序とは無関係です。
【ポイント】
ビタミンB12欠乏では、貧血に加えて神経障害(亜急性連合性脊髄変性症)を起こす点が葉酸欠乏との違いです。
胃切除後や悪性貧血(内因子の欠乏)はビタミンB12欠乏の代表的な原因です。