正答2
解説
正解は2です。
LDとASTは多くの臓器に含まれますが、臓器ごとに含まれる比率が異なります。
そのため血中のLD/AST比から、どの臓器が障害されたかを推定できます。
健常者では、LDの値がASTよりかなり大きいため、比は1よりはるかに大きくなります。
【選択肢別解説】
1:× 白血病では、増殖した腫瘍細胞からLDが大量に出ます。
ASTはあまり上がらないため、比は非常に大きくなります。
2:○ 肝細胞にはASTが多く含まれ、急性肝炎ではASTが著しく上昇します。
LDの上昇は相対的に小さいため、比は1前後まで小さくなります。
3:× 心筋梗塞ではASTとLDの両方が上昇しますが、LDの上昇が大きく長く続きます。
比は1よりかなり大きくなります。
4:× 多発性筋炎では筋肉からASTとLDの両方が出ますが、LDの上昇の方が大きくなります。
比が1前後まで下がることは通常ありません。
5:× 溶血性貧血では、赤血球に多いLDが大量に出ます。
赤血球にはASTが少ないため、比は非常に大きくなります。
【ポイント】
LD/AST比は肝疾患で小さく、溶血・悪性腫瘍・血液疾患で大きくなります。
臓器ごとの酵素の含量の違いが、比の違いとして現れると理解しましょう。