正答5
解説
正解は5です。
ウイルスには、ヌクレオカプシドの外側を脂質の膜(エンベロープ)で包まれたものと、包まれていないものがあります。
エンベロープをもつウイルスは、アルコールなどの消毒薬に弱い特徴があります。
【選択肢別解説】
1:× ノロウイルスはエンベロープを持ちません。
カリシウイルス科のRNAウイルスで、アルコールが効きにくく次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。
2:× ロタウイルスはエンベロープを持ちません。
レオウイルス科の二本鎖RNAウイルスで、乳幼児の下痢症の原因になります。
3:× アデノウイルスはエンベロープを持ちません。
二本鎖DNAウイルスで、咽頭結膜熱や流行性角結膜炎の原因になります。
4:× ポリオウイルスはエンベロープを持ちません。
ピコルナウイルス科のRNAウイルスで、急性灰白髄炎の原因になります。
5:○ インフルエンザウイルスはエンベロープを持ちます。
エンベロープ上にヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の突起をもちます。
【ポイント】
消化管感染を起こすウイルス(ノロ・ロタ・アデノ・ポリオなど)は、エンベロープを持たないものが多いです。
胆汁や胃酸に耐えられることと関係しています。