正答1
解説
正解は1です。
凝固反応の一部は、活性化された血小板などのリン脂質膜の上で、カルシウムイオンの存在下に効率よく進みます。
リン脂質の上で複合体を作る因子を選びます。
【選択肢別解説】
1:○ 第VIII因子はリン脂質依存性の凝固反応に関与します。
活性化第IX因子・Ca²⁺とともにリン脂質上で複合体(テナーゼ複合体)を作ります。
この複合体が第X因子を効率よく活性化します。
2:× 第XI因子は接触相の因子で、リン脂質を必要としません。
活性化第XII因子により活性化され、第IX因子を活性化します。
3:× 第XII因子は接触相の因子で、リン脂質を必要としません。
ガラスやカオリンなどの陰性荷電をもつ表面に触れて活性化されます。
4:× フィブリノゲンはリン脂質依存性の反応には関与しません。
トロンビンによって分解され、フィブリンになります。
5:× プレカリクレインは接触相の因子で、リン脂質を必要としません。
活性化第XII因子によってカリクレインになり、第XII因子の活性化を増幅します。
【ポイント】
リン脂質上で進むのは「第IXa・第VIIIa因子による第X因子の活性化」と「第Xa・第Va因子によるプロトロンビンの活性化」です。
ループスアンチコアグラントはこのリン脂質依存性の反応を阻害して、APTTを延長させます。