正答4
解説
正解は4です。
本問は誤っている記述を選びます。
アミラーゼはデンプンなどの多糖を分解する酵素で、膵臓型(P型)と唾液腺型(S型)のアイソザイムがあります。
【選択肢別解説】
1:× α1,4-グリコシド結合を分解するという記述は正しいです。
α-アミラーゼは糖鎖内部のα1,4結合を不規則に加水分解するエンド型の酵素です。
2:× 活性化にクロールイオンが必要という記述は正しいです。
Cl⁻はアミラーゼの活性化剤として働きます。
3:× カルシウムイオンを含有する酵素という記述は正しいです。
Ca²⁺は酵素の構造の安定と活性に必要で、EDTAなどのキレート剤で活性が失われます。
4:○ 膵臓型が唾液腺型より分子量が大きいという記述は誤りです。
両者の分子量はほぼ同程度で、膵臓型が大きいわけではありません。
両者の区別には、電気泳動での移動度の違いや阻害抗体などを利用します。
5:× JSCC勧告法で共役酵素を用いるという記述は正しいです。
修飾したオリゴ糖の合成基質を用い、共役酵素のα-グルコシダーゼで4-ニトロフェノールを遊離させて測定します。
【ポイント】
アミラーゼは「Ca²⁺含有の金属酵素で、Cl⁻で活性化」です。
分子量が小さく糸球体で濾過されるため、尿中にも排泄されます。