正答1
解説
正解は1です。
クレアチンキナーゼ(CK)にはCK-MM(骨格筋型)、CK-MB(心筋型)、CK-BB(脳型)のアイソザイムがあります。
CK-MBは心筋に比較的多く含まれ、心筋傷害の指標になります。
【選択肢別解説】
1:○ 心筋炎ではCK-MBが著しく上昇します。
炎症により心筋細胞が壊れ、心筋に含まれるCK-MBが血中に逸脱するためです。
2:× 皮膚筋炎ではCKは上昇しますが、主体はCK-MMです。
骨格筋の炎症による上昇であり、CK-MBが著しく上昇するわけではありません。
3:× 重症筋無力症ではCKは通常上昇しません。
神経筋接合部の伝達障害であり、筋線維そのものは壊れないためです。
4:× 筋萎縮性側索硬化症ではCKは正常か軽度上昇にとどまります。
運動ニューロンの変性による疾患であり、CK-MBの著しい上昇はみられません。
5:× Duchenne型筋ジストロフィーではCKが著しく上昇しますが、主体はCK-MMです。
骨格筋線維の崩壊によるもので、心筋傷害の指標であるCK-MBの著増とは区別します。
【ポイント】
CK-MBの著増は急性心筋梗塞や心筋炎など心筋傷害を示します。
筋疾患ではCK総活性が大きく上がりますが、主にCK-MMの増加です。