正答2
解説
正解は2です。
ビタミンKは、肝臓で作られる一部の凝固因子のグルタミン酸残基をγ-カルボキシ化する反応に必要です。
この修飾によって因子がカルシウムを介してリン脂質膜に結合できるようになります。
ビタミンK依存性凝固因子は、第Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ因子です。
この問題はビタミンKを必要としない因子を選ぶので、○ が答え(ビタミンK非依存性の因子)です。
【選択肢別解説】
1:× プロトロンビン(第Ⅱ因子)はビタミンKを必要とします。
ビタミンK依存性凝固因子の一つです。
2:○ 第Ⅴ因子はビタミンKを必要としません。
肝臓で作られる補助因子ですが、γ-カルボキシ化を受けないためです。
3:× 第Ⅶ因子はビタミンKを必要とします。
半減期が最も短いため、ビタミンK欠乏ではまずプロトロンビン時間が延長します。
4:× 第Ⅸ因子はビタミンKを必要とします。
内因系の凝固因子で、欠乏すると血友病Bになります。
5:× 第Ⅹ因子はビタミンKを必要とします。
内因系と外因系が合流する共通系の因子です。
【ポイント】
ビタミンK依存性因子は「2・7・9・10」と覚えます。
凝固阻止因子のプロテインCとプロテインSもビタミンK依存性で、ワルファリンで低下します。